Howツリーで課題の解決策を考える
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Howツリー「どのようにして?」で解決策を考える
ロジックツリー「Howツリー」の作成方法について学びましょう!
「Howツリー」とは、職場の課題を解決するための方法を整理し、何から手をつけるかの優先順位を決めるときに使います。キーワードは「どのようにして?」という言葉です。「Whyツリー」で発見した問題に対する原因を「課題」に置き換え、「どのようにして課題を解決するか?」を、くり返し自問することで具体的な解決策を考え、枠の中に記入していきます。
Howツリーの作成方法
(1)前回作成したWhyツリーの9つの真の原因(原因2)の中から、一番解決すべきだと思うものを1つ選んでHowツリーを作っていきます。その際に重要なのは「どの項目を選ぶか?」ということです。ポイントは、『重要度が高く、緊急度が高い』ものを選ぶことです。「簡単にできそうだから・・・」という理由で、重要度も緊急度も低い項目を安易に選ぶことは避け、一番の問題だと思われる項目の解決にチャレンジしていきましょう。
実際にHowツリーの作成を始めた際に2つか3つしか解決策が出てこない、いわゆる「それ以上細かく分けることができない」ということがあるかもしれません。その場合は、【真ん中赤枠=原因1】の3つの項目から1つ選んで、Howツリーを作ってみましょう。
(2)Whyツリーの中から、問題の原因となる項目を1つ選んだら、その項目の表現を変え、Howツリーの『課題』に置き換えます。
Whyツリーの「~できていない」という否定的な表現を「~する」「~を行う」などの肯定的な表現に変えてください。
例えば、Whyツリーで、原因2の中に「協力体制が構築出来ていない」というものがあったとします。この項目を選んで、Howツリーの課題に置き換える時は、「協力体制を構築する」と肯定的な表現に変えて記入します。問題の表現を変えることで「課題」に置き換えることができます。
(3)課題の解決策を考えていきます。
Howツリー作成のキーワードである「どのようにして?」と考え、解決策1を3つ記入しましょう。次に、解決策1をさらに「どのようにして?」解決するか、より具体的に考え,解決策2を3つずつ記入しましょう。これにより課題の解決策が9つ出て来ます。
(4)Howツリーのポイントとして、左から右に「大・中・小」と内容を、より具体的にしていくことです。最初の課題に対して3つの解決策を考え、さらにそれぞれの項目について、具体的に何をするか3つずつ考えていきます。こちらもWhyツリーと同じく3つの項目のバランスに注意しましょう。
(5)Howツリーを作ることで課題に対する解決策が9つ出てきます。この解決策に「いつまでにやるか」を加えることで、具体的な行動計画が作成できます。抱えている問題について「Whyツリー」と「Howツリー」を作ることで、課題を発見し解決するまでの行動計画を作成することができます。
Howツリー使い方の例
Howツリーの作り方を、例を挙げて説明します。
では、実際に(例)を参考にHowツリーを作成してみましょう。
まずは、前回作成したWhyツリーを確認してください。
Whyツリーの9つの原因の中から、一番の原因だと思われるものを1つ選んでHowツリーを作っていきます。
例では、前回作成したWhyツリー「自由に休みが取れない」問題の9つの原因の中から「協力体制が構築出来ていない」を選び、Howツリーを作成する際「協力体制を構築する」と表現方法を変えました。
解決策2までを考えてみましょう。
Howツリーのキーワードは、「~ する」「~を行う」などの肯定的な表現を使うことです。
肯定的な表現は、未来の行動を表しています。あとは、左から右に進めるに従って、内容を、より具体的にしていきましょう。
【今回の課題】Howツリーを作成してみよう!
「ロジックツリー(Howツリーを作成する)」のワークに取り組みましょう。
「Whyツリー」で発見した問題の原因を、どのようにして解決するかを探っていきましょう!
【ワークの進め方】
1.以下のフォームに入力してください。
2.Whyツリーの中から一番の原因と思われるものを1つ選び、その課題に対し、どのように解決するか?を考えてHowツリーを作成してください。
3.第3回の課題は合計2つあります。完成したものを送信し、次に進んでください。