PDCBAストーリー
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PDCBAサイクルとは何か?
PDCBAサイクルとは何か?を詳しく学んでいきましょう!
PDCBAサイクルはセイノー独自の考え方で、従来のPDCAに加えて、B(Because)を重要視しています。
計画を立て(Plan)、実行し(Do)、振り返って(Check)、結果の要因を把握し(Because)、もっと上手なやり方に改善(Action)することです。
行動を振り返って、検証する際に、現象に加えて「なぜそうなったのか?」原因を深掘りし、要因を把握した上で、求める結果を出すための継続的な改善行動に繋げることを目的としています。
〇そもそもなぜPDCBAサイクルを回すのか?
成功や失敗(当社では学び)の知見を貯めながら、何度もPDCBAサイクルを回すことにより、次の成功の確率を上げていくためです。わかりやすく言えば、打席数を稼いで打率を上げるものです。
〇KPIとは?
Key Performance Indicator の略で、組織やチームで設定した最終的な目標を達成するための、過程を計測・評価する中間指標のことをいいます。
〇WBS(Work Breakdown Structure)とは?
WBSとは、プロジェクトマネジメントで利用される計画手法の一種で、プロジェクトにおける作業を細かい単位に分割し、階層構造などで管理する手法のことです。
PDCBAをつくるコツ
P 計画のポイント
〇計画の作方法
①積小為大(せきしょういだい)
小さな成功の積み重ねで目標達成(課題解決)に導く方法
②あるべき姿からの逆算
あるべき姿を描き、現状を把握し、そのギャップ(課題)を埋め目標達成(課題解決)に導く方法
③目標は数値で設定する(定量化の考え方)
〇具体的、数学的、論理的
×抽象的、国語的、精神的
④行動を評価する指標(KPI)を作る
目標は、手段であってあるべき姿ではないことに注意しましょう!
この時注意しなければならないのが、原因の特定が「現象面」の分析で終わらないことです。
なぜ、目標と乖離しているのか〝なぜなぜ分析“を繰り返して原因を深堀りする必要があります。
ポイントは4点です。
①原因を現象面(他責)でなく、自責で考えること。
⇒例えば、拠点拡大政策などでは、お客様側の予算の問題、アポイントが取れないなど、現象面の要因を見るケースが多いですが、次にどう行動するかがないため、改善につながらない
⇒自責で考えた原因、例えば「スケジュール管理不足」であれば対策は打てるでしょう。
②明確な原因が見えない場合は「仮説原因」を立てます。
⇒仮説だから、正解かどうか不明ですが、仮説検証を繰り返すことで真の原因を模索することができます。
③自責、仮説で考えた原因分析を「見える化」して社内で共有します。
④数ある課題の中から最優先集中課題を設定します。
⇒最優先課題の選定は、マネジメントする本部長、担当で設定、指示 ⇒効率的な活動につなげる
D 行動する
【ポイント】
①行動計画は、課題を解決するための手法(戦術)
「誰が、何を、いつまでに」を明確にすること
②行動結果を「数字」で管理(KPI)
⇒数値で検証することで正確に物事をとらえる
③日々(週次)の目標を決め、結果を日々(週次)チェックして改善
④検証後、日々の「行動パターン」を変える
⇒打席、打率、打点の逆算設定(打席はMUST)
C・B SICでの検証
PDCBAは、SIC(ショートインターバルコントロール)でまわすことがポイント
C(Check)で現象面を検証し、B(Because)で要因把握による再現性(継続性)を確認し、原因を深掘りします。
ほとんどの企業で目標値(目指すべき数値)が設定されています。もし、年度末を迎え、数値が確定した段階で初めて実績値を集計し、目標値と比較したらどうなるでしょうか。とんでもなく目標値を低く設定しない限り、実績値は目標値を超えていないでしょう。途中でどこまで進んでいるのか把握できず、成り行きで活動し続けて達成できたとすると、それは、担当者が超人的に優秀な人であったか、運が良かったかのどちらかではないでしょうか。そこで、多くの企業が途中で達成状況を振返ります。
しかし、「月に1度」会議を開いたり、資料をまとめたりして、達成状況を振り返っても、」大きな成果を上げることはできません。なぜなら、問題を解決できないからです。1月分まとめて振り返るとなると、かなり要約したものになります。日々起こっていることを大まかには記憶しているかもしれませんが、具体的な事実としては記録していないでしょう。せいぜい数値で表現できるものくらいしか記録に残っていません。数値の背後にある事実はもはや正確に摑めません。事実がわからなければ原因の追究ができず、有効な問題解決にはなりません。
もう1つは、30日も経過してから振り返っていては、手遅れになってしまうからです。振り返りの対象になっているのは前月の活動であり、結果はすでに確定しています。後からその結果や活動をとやかく言ったところで、やり直しはきかないのです。
ではどうするか、単位を小さくすれば良いわけです。「月次」で見直していたものを、「週次」や「日次」で見直すのです。このとき、目標からズレたものを特定し、挽回したり再発防止したりする行動を取れば、目標達成の可能性は飛躍的に高まります。要約する範囲が狭くなり、より個別具体的に捉えることができますし、期限までの時間も残っています。これが、ショート・インターバル・コントロールです。