①経営理念、幸福の三本柱

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当社には会社創立以来変わらない理念があります。会社を発展させ、社員を幸福にするという「経営理念」、そして経営理念を達成するための「基本理念」です。基本理念は「三つの宝」とも呼ばれます。これらの理念はいずれも観念的なものではなく、田口利八名誉会長が事業に身をおきながら、額に汗し、その体験を通じて生まれた教えです。

経営理念の考え方

3.経営理念の考え方

我が社の経営理念は、見方によっては独特のものであるとも言えるかもしれない。通常、経営理念は、「私たちの会社は、社会に、このような仕事で貢献していく」ということを謳う。我が社の経営理念は、「経営者として、会社をこう進めていきたい」ということを謳っている点では、「経営者理念」と呼ぶべきものとも言えるかもしれない。
しかし同時に、会社の背骨たる経営理念にそのような独自の個性があることも、我が社のアイデンティティだろう。
なぜなら、それは自然に生まれてきた形そのものだからである。一人の創業者が小さな会社をつくり、困難の中で仲間と力を合わせながら大きくしてきた。時代背景としても終戦直後の日本全体が困窮している中で、一企業の親父が「お前らだけは守ってやる」という痛切な思いを持った。「社員を幸福にすることは、経営者の義務だ」と悟り、それを実行する中から経営理念が生まれてきた。(補章も参照)今日、私たちは社会に向けて「輸送立国」という使命を掲げている。社員一人ひとりの目指すものはその使命である。しかし、その根底には、「会社は絶対に発展させてやるぞ、お前らを幸せにしてやるぞ」という名誉会長の強い気持ちが流れていること、そのような歴史の上に我が社の現在があることを、知っておいてほしいと思う。

「社員の幸福」とは何か?

経営理念にある「社員の幸福」とは一体なんでしょうか。
お金、出世、やりがい、人脈、安定など、様々な物がありますが、セイノーグループでは、全社員が幸福になるためには、以下の3点が重要と考えており、それらを「幸福の三本柱」と呼んでいます。

経済問題>
 「労働問題」には3つの意味があります。
①労働に対する正しい報酬が会社から得られること。
②いかなる経済変動にも耐えうる会社になること。
③会社が従業員の生活安定に応えること。
の3つです。

誇 り>
 「誇り」には2種類あり、
①輸送を通じて日本の産業、経済に貢献する立派な会社に勤務しているという誇り。
②業界最大手のこの会社は自分達が作り、自分達でさらに大きく発展させていくという自負。
となっています。

将来性>
これは、将来に夢が持てるような希望に満ち、人生を託す価値のある企業にこそ、従業員の将来性がある、という意味です。

まとめ

経済問題、誇り、将来性の3つを満たすことで、社員を幸福にする。そのために会社を発展させていくことが、当社の経営理念です。
経営理念と幸福の3本柱についてしっかり覚えておきましょう。

長さ: 10 分
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