セイノーマンの基本「理念集と私」

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セイノーマンの基本「理念集と私」

ティーチングで部下の能力アップを行うため、
社員に必要なスキル・能力は何か?を明確にする必要があります。

下から順に説明します。

①セイノーマンの基本
 セイノーグループの経営理念、基本理念を始め、セイノーの全社員が共通で知っておくべき、基本的なことです。

「②業務遂行に必要なスキル」
 各職種の業務内容に関する知識です。

「③管理職・役職者に必要なスキル」
 ここでのスキルは、リーダーシップやマネジメントに関する内容で、OJTリーダー育成(上級)コースで取り扱います。

第1回の課題は、全社員共通の「セイノーマンの基本」についてです。
セイノーマンの基本は、左の通り10項目があります。 


セイノーマンの基本は、「西濃運輸理念集」の内容が基本になっています。
西濃運輸理念集には、田口利八名誉会長の言葉セイノーマンに必要な理念・考え方の全てが書かれています。
西濃運輸創業者 田口利八名誉会長は、長野県西筑摩郡読書村(現・南木曽町)に生まれ、昭和5年、トラック運送業を開業されました。
戦後である昭和23年、西濃トラック運輸(現・西濃運輸)を設立、業界初の長距離トラック輸送を開始し、全国輸送ネットワークを作り上げられました。その後、全日本トラック協会会長なども歴任されています。

セイノーマンの基本で最も重要な経営理念・理念について確認していきましょう。

《経営理念》  『会社を発展させ、社員を幸福にする
《幸福の三本柱》「経済問題」「誇り」「将来性」     (理念集P20~21)

■経済問題
 経済問題とは、労働に対する正しい報酬が会社から得られること、いかなる経済変動にも耐えうる会社になること、
 会社が従業員の生活安定に応えることです

■誇り
 誇りとは「私たちが輸送を通じて日本の産業、経済に貢献する立派な会社に勤務している」また「業界最大手のこの会社は
 自分たちが作り、自分たちでさらに大きく発展させていく」という自負のことです

■将来性
 将来性とは、将来に夢が持てるような希望に満ち、人生を託す価値のある企業にこそ、働く従業員の将来があるということです

《基本理念》
 〇労使協調体制
 〇礼節中心主義
 〇福寿草精神

 
福寿草精神は「踏まれても、踏まれても、強く野に咲く福寿草」という名誉会長の座右の銘であり、セイノーマンの不撓不屈(ふとうふくつ)の精神、挑戦のDNAを表しています。

理念集では言葉の意味や内容がわかりやすく説明されていました!
皆さんも熟読しましょう!

セイノーマンの基本「理念集と私」』

それではセイノーマンの基本『理念集と私』の課題に取り組みましょう。
このワークは、
①『西濃運輸理念集』に書かれているテーマ(タイトル・ページ)を選ぶ
②テーマに関連することで、自分自身が体験した実際のエピソードを記入
③テーマとのつながりを紹介
という手順で進みます。

ここで例を紹介します。一緒に見てみましょう。

伝えたいこと(ポイント)
「聞き届け」は、きちんと組織全体で対応することがすごく重要だ。お客様に届けることも大切だが、同時に社内に届けることも非常に大切である。

自分の体験談・エピソード(いつ、どこで、何を、どのように、その結果など)
 入社2年目の出来事です。当時私は〇〇営業所にて発送担当者として勤務をしていましたが、プランナーを担当していた先輩社員が
 退職された為、私が発送とプランナーを兼務するようになりました。始めた当初は慣れない業務の為、なかなか新規案件獲得や
 シェアアップなどの実績を上げることができませんでした。

 そんな状況の中、配達商品は毎日あるが当社にご出荷が無いお客様に飛び込み営業をおこなったところ「明日、貸し切りで発送
 したい商品があるけど、物量は10tトラック2台分になるが、西濃さんにお願いすることはできますか?」とのお話をいただきまし
 た。貸切担当部署に明日の配車を確認すると、すべての車が配車されている状況で、自社で仕立てることができない状況でした。
 当時の自分は駆け出しのプランナーで庸車とのつながりもなく、その場ではどうすることもできませんでした。

 〇〇営業所は小さな営業所で、貸し切り1台仕立てることができるのとできないのとでは、その月の取上を大きく左右するほどの
 規模の店です。何とか獲得できないものかと考えましたが、自分ではどうすることもできませんでした。
 この状況を当時の所長に連絡すると、すぐ地場の庸車に連絡していただき、何とか10t車2台確保することができ、お客様のご要望に
 お応えすることができました。
 これを機にこのお客様からは、貸し切りだけでなく小口の商品も継続的にご出荷いただけるようになりました。また、所長から地場
 の庸車の連絡先も聞き、お礼の連絡を入れました。それからは今でもお中元やお歳暮を贈るような付き合いが続いております。

テーマとのつながり
 お客様からいただいたご要望を自分で解決できなければ、その場で「NO」と言うのではなく、たとえその場で解決できなくても、
 解決に向けて組織として対応することで、お客様との信頼関係を作り、さらには会社内でも信頼関係を作ることができます。

私もこうやって作ってみたらいいんですね!やってみます。

下記Googleフォームから入力して課題提出をしてください。
全て記入が終わったら、忘れずに送信ボタンを押してくださいね!

これでOJTリーダー育成(初級コース)第1回 OJTの基礎知識は修了です。
次の章に進みましょう!

長さ: 10 分
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