④車輪脱落事故
今回は、1)トラックの構造の④車輪脱落事故について学びましょう。
大型自動車等の車輪脱落事故
◆令和元年中の大型自動車(車両総重量8トン以上又は、乗車定員30人以上)の事故発生件数は112件、うち人身事故は4件となっています。
発生件数、人身事故件数はいずれも前年より増加しています。
2010(平成22)年から新車の大型トラックホイール・ナットをJIS方式からISO方式に変更後、車輪脱落時件数は増加の傾向が伺えます。
令和2年度中の大型自動車の車輪脱落事故発生件数は、131件、うち人身事故は0件となっています。発生件数は前年より増加していますが、人身事故件数は、前年の4件から0件と減少しています。
大型自動車の車輪脱落事故発生件数は、131件の内、令和2年11月から令和3年2月に87件(65%)発生と冬期に集中しています。冬用タイヤ交換時、50~100kmほど走行したタイミングで、増し締めを行ってナットが緩んでいないかを確認しましょう。
左輪タイヤが多く脱落する原因は、左折時は、低い速度で左後輪がほとんど回転しない状態で旋回するため、回転方向に対して垂直にタイヤがよじれるように力が働くことが考えられます。
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この章はここまで。小テストに取り組み、次の項目を学びましょう!
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