②セルフケア
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ストレスの気づきとして、まず「いつもと違う」ことに気づくことが大切です。
仕事や人生にストレスはつきものです。ストレスを全く感じないで生活することは難しいでしょう。ストレスを溜めすぎず、ストレスとうまく付き合っていく必要があります。そのためには「自分のストレスに早く気づく」ことが必要です。
ストレス反応は≪心の面≫ ≪からだの面≫ ≪行動の面≫全てに現れます。
周りから見てわかる症状としては、生活の乱れ、表情が暗い、涙もろい、反応が遅い、作業能率の低下、ミスが目立つ、落ち着きがない、飲酒量が増えるなどがあります。
自分で感じる心理的な症状としては、憂鬱になる、悲しい、イライラする、集中力がない、好きなこともやりたくない、物事を悪い方へ考える、「悪い人間だ」と自分を責める、自殺を繰り返し考えるなどがあります。
また、からだに出る症状としては、眠れない、朝早く目が覚める、何を食べてもおいしくない、体がだるい、疲れやすい、性欲が落ちるなどです。
以上、『周りから見てわかる症状』、『自分で感じる心理的な症状』、『からだに出る症状』が、2週間以上続く場合は「うつ病」の可能性があります。早めに専門医に相談し、自分自身をケアしましょう。
「いつもと違う」自分に早く気づいたら、ストレスに対処する必要があります。ストレス対処法には「3つのR」があります。3つのRとは、リラクゼーション、レクレーション、レストの頭文字を取ったものです。自分にあった手法を実践してストレスへの対処を事前に行いましょう。1つずつ説明します。
1つ目は『リラクゼーション』です。呼吸法やストレッチを行うことで、心身をリラックスさせることができます。
呼吸法・・・腹式呼吸を行ったり、ヨガを行うことで心身の緊張を緩めると効果的です。
ストレッチ・・・長時間同じ姿勢でいると、筋肉の血管を流れる血流が悪くなり、こりが発生します。ストレッチを行うことで「こり」をほぐすことができます。
2つ目は、『レクリエーション』です。運動・旅行・趣味などの娯楽を楽しむことです。
翌日に疲労を残さない程度の運動を楽しむ感覚で行いましょう。自分の好きなことが出来る時間、仕事から解放されている時間を作ることが大切です。
3つ目は『レスト』です。レストとは、休憩や休息を意味します。
特に、快適な睡眠を取ることが重要です。快適な睡眠とは、起きた時に気持ちがよいと思える睡眠、日中眠くならない睡眠のことです。そのためには、ぬるめの風呂に長めに浸かったり、寝る前にストレッチを行ったりして、快適で深い睡眠を心がけると良いでしょう。
昼休みに15分程度の昼寝をすることも効果的です。
ここに挙げた日常生活の中ですぐできるストレス解消法が「3つのR」です。
安易に「飲酒」や「喫煙」でストレス解消を図るのは心身の健康を損ねてしまう可能性があります。また、翌日に影響がでるほどの過度な運動を行うことも逆にストレスを増長させることになります。日頃から、ストレスへの対処方法として、3つのRを実践しましょう。
なるほど、「いつもと違う自分」について気づくことが大事なんですね。私がストレスが溜まった時の対処方法は、飲酒と喫煙でした。振り返ってみると、1年前に比べて、酒量もたばこの本数も増えた気がします。これを機に、お酒とたばこを減らして、ウォーキングを始めようかな。
YouTubeで瞑想・ヨガを寝る前にするとリラックス効果があるというのを観たことがあったのですが、本当だったんですね。飯野課長、質問なんですが「3つのR」でも対処できない場合はどうすればいいのでしょうか?
「3つのR」で対応できない場合や自分で対応しきれない大きな問題を抱えたときには、自分ひとりで解決するにはかなりの時間と労力を要することになり、結果として心身の不調を招くことになりかねません。
そのような時には、信頼できる人や専門家に相談するようにしましょう。
自分がストレスを抱えていることを知り、「3つのR」で対処しても改善しなければ、まずは同僚・先輩・上司や家族・友人に相談してみましょう。それでも改善しなければ産業医や外部の専門医に相談するようにしましょう。大事なことは「1人でいつまでも抱え込まない」ことです。
厚生労働省のメンタルへルスサイト「こころの耳」では、働く人の悩みに耳を傾けてくれる専門の相談機関・相談窓口があります 。一人で悩まず相談することで、客観的な意見を取り入れ、問題解決に向けて一歩を踏み出してみましょう。
また、当社では、平成23年より専門機関と提携して相談窓口を開設しています。相談は無料(1人5回まで)。必要に応じて治療先の病院の紹介も行っています。詳細については、掲示用ポスターがドミノ内に掲載されていますので活用してください。
以上でメンタルヘルスケア(こころの健康)②(ストレスへの気づきと対処方法 セルフケア)は修了です。次は、上司によるケアについて学んでいきましょう。
ストレスに気づき早めの対処を行うことの大切さが分かりました
ストレスは自分にもあります
だから他人にはストレスを与えない様に頑張りたいと思います
相談できる雰囲気の職場作りが必須
勉強させていただきました。
いろいろな対処法を試してみます。
通達をもう一度確認してみます。
休みは好きな事をする!
ストレスを気づくよう努力します。
趣味があるので、ストレスはたまりません
皆で遊びましょう
自分の、ストレスに、気づき今後行動していきます
同僚から気軽に相談される人間になりたい
承知致しました。
理論が勝ち過ぎだと思いますね。そこまで、型にはまっていないからこそ、ハラスメントは完全に防げないのだと考えております
ストレスへの気づきに思い当たるものが
ありました。
休日は趣味、気分転換を心掛けます
自分の中にため込まないように注意します
大変勉強になりました。
大変勉強になりました
勉強なります
いろいろな対処方法があることがわかった。
勉強になりました
自分の趣味や休暇で体調を整える