季節波動のある商品への対応

お客様の課題

顧客情報

・暖房器具を取り扱う企業
・物流拠点が信越地方にある

背景・課題

繁忙期である冬の時期は毎年出荷量が大幅に増加していた。それに伴い、繁忙期は通常の営業体制を維持できずに土曜・日曜も出荷作業に追われていた。
作業量が増え、出荷に遅れが出ることに加え、頻繁な降雪や荒天により、出荷リードタイムに影響が出ていた。

→冬季の出荷量増大に対応するために、この時期だけ一時的に別拠点を設けたい

ソリューション

顧客の懸念点

①倉庫業務の作業品質が落ちないか
②お届け先のお客様への納品サービスが落ちないか
③新たに拠点を立ち上げるのに時間や労力を費やさないか
④必要な時期(冬季のみ)に必要な坪数を毎年確保できるか

西濃運輸からのご提案

・西濃運輸で倉庫業務と輸送業務の両方を請け負うことで、拠点が複数に分かれても物流品質を一定に保つことが可能。
・グループ会社を含む全国ネットワークを駆使し、最適な拠点構築の提案と短期間での立ち上げを可能に
小規模スペース・スポット利用などフレキシブルに対応

関東地方では千葉県と埼玉県、東海地方では愛知県と岐阜県への出荷が多い。一方、そのほかの地域への出荷数量は非常に少ない。繁忙期である冬季の出荷拠点として、既存の信越拠点は関東地方向けに、東海地方向けには東海地方に新たな拠点の設置をするように画策。

・過去の出荷データを分析した結果、関東地方と東海地方への出荷が大半を占める
・繁忙期の出荷遅れや雪の影響を受けないことを軸に場所を選定
・出荷量が増える10月から翌年1月の4カ月間のみ、東海地方に新たな拠点を構築
・現状の出荷能力を超えた分を東海拠点で対応することで在庫・出荷数量の分散を図る

取り組みの結果

・2拠点体制にしたことで、出荷量が分散され、自社拠点は繁忙期でも出荷作業に追われることがなくなった
・新たに東海拠点を設けたことで、天候に左右されず安定的に翌日納品が可能となった

ピーク時(12月)の出荷重量38%減 (750t→470t)

ポイント

・季節によって出荷量の波動が大きな商品の管理や短期間だけ倉庫を借りたいというニーズにも応えることが可能
・倉庫と輸送の連携により、ムダのない最適化された物流を提供

長さ: 10 分

戻る: ロジスティクス
購読する
通知する
guest
1 コメントを記入
インラインフィードバック
すべてのコメントを表示
浅野且久

いろいろな方法で問題を解決できることがわかった。

0 コメントを記入
インラインフィードバック
すべてのコメントを表示
浅野且久

いろいろな方法で問題を解決できることがわかった。