Whyツリーで問題の原因を探る
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Whyツリー「なぜ?」で原因を探る
ロジックツリー「Whyツリー」の作成方法について学びましょう!
Whyツリーとは、問題の原因を探り、整理・分析するときに使うロジックツリーです。
キーワードは「なぜ?」という言葉です。
ある問題に対して「なぜ、その問題が起きたのか?」や「なぜ、それが問題なのか?」など「なぜ?」をくり返し自問し、問題の原因を枠の中に記入していきます。
問題の原因を枠に記入する際のポイントとしては、まずは、左から右に、大・中・小と内容を小さく、具体的にしていくことです。
最初に、問題(大項目)を3つの原因(中項目)に分け、中項目をさらに3つの原因(小項目)に分けます。加えて、それぞれのバランスに注意しましょう。もう一点は表現方法です。過去に目を向け、「~できていない」という表現を使って掘り下げていきましょう。最終的に、小項目で出てきた9つの内容が、問題の原因となります。
Whyツリー使い方の例
Whyツリーの作り方を、例をあげて説明します。
『自由に休みが取れない』についてWhyツリーを作成していきます。
過去に目を向け『なぜ、その問題が起きたのか』を考え、原因だと思われるものを3つ考え、『~できていない』という表現方法を使ってそれぞれ記入します。
ここでは、赤枠の部分、原因1(赤枠)
①十分な人数が確保できていない(から自由に休みが取れない)
②部署内での連携ができていない(から自由に休みが取れない)
③他部署との連携ができていない(から自由に休みが取れない)と記入しました。
ポイントは、原因1の3つが、似たような項目になっていないか?です。3つのバランスに注意しましょう。
続いて、原因1であげた、それぞれに対して『なぜ、その問題が起きたのか』を考え、原因だと思われるものをさらに3つ記入します。ここでは「十分な人数が確保できていない」原因として3つを挙げてみました。
①業界の魅力を上手く伝えることが出来ていない
②新人を育成できていない
③良い職場環境が出来ていない。
最終的に、右側の原因2の欄には、最初の問題『自由に休みが取れない』ことに対しての原因が9つ出て来ることになります。これでWhyツリーは完成です。最後に、原因1と2、それぞれの項目が否定的な表現「~ 出来ていない」になっているかを確認しておきましょう。この表現を使うことで『なぜできていない?』と掘り下げて考えることができ、原因を深掘りしやすくなります。
【今回の課題】Whyツリーを作成してみよう!
それでは、今の例を参考に、第2回の課題、「ロジックツリー(Whyツリーを作成する)」のワークに取り組んでください。
【ワークの進め方】
1.以下のフォームに入力してください。
2.問題に対し、なぜ、その問題が起きたのか?を考え、Whyツリーを作成してください。
作成のポイントは表現方法で、「~できていない」という表現を使います。
3.完成したものを送信してください。送信完了をもって、第2回修了となります。