≪目 次≫

存在意義:パーパス すべての人に笑顔と幸せを届ける
使命:ミッション  
 セイノーホールディングス【価値創造】
 セイノー輸送グループ【輸送立国】「物流を超えて、心をつなぐ」
経営(者)理念 会社を発展させ社員を幸福にする
基本理念(三つの宝)心をつなぐ行動(智・情・意)
セイノーのDNA【人間尊重・挑戦】
 自己成長のために
■手法
 衆智:知恵の出し方
 因数分解・仮説検証(PDCBA
 徹底の仕方

存在意義:パーパス

すべての人に笑顔と幸せをお届けする

当社は「価値創造(セイノーホールディングス)」「輸送立国(輸送グループ)」を使命とし 、様々 な形で「幸せ」をお届けしてきました。今後 も変わらず 「心 を つなぐ」こと で「すべての人に笑顔と幸せをお届けする」企業で あり続けること、それが当社の存在意義(パーパス)です!

使命:ミッション

■ セイノーホールディングス【価値創造】

■ 輸送グループ【輸送立国】「物流を超えて、心をつなぐ」

経営(者)理念【幸福の三本柱】

会社を発展させ社員を幸福にする

セイノーホールディングス社長会(2022年10月8日)田口社長講話より
創業者:田口利八名誉会長

創業者:田口利八名誉会長にリアルでお目にかかったことがある方はどのくらいいらっしゃいますか?

殆どの方が伝記を読むとか、それを文章で読むという形になりますけども、名誉会長が作られた概念というのは、我々は名誉会長と一緒に経営していく、一人じゃなくいつも一緒に経営していく。
そのために経営理念をしっかり堅持する。
つまり、「会社を発展させて従業員を幸せにする」ことをしっかり堅持していくことが必要になります。

名誉会長の原体験から生まれた『人間尊重』と『挑戦』

「概念の共有」ということで、名誉会長はどうしてそこを学んできたんだろうという原体験の話があります。
木曽の貧しい山村で生まれた農家の出でいらっしゃいましたので、そこからいろんな経験をされ、基本的には、福寿草精神『踏まれても、踏まれても、強く野に咲く福寿草』と言っていますが、これは完全なプラス思考なんです。
だから事象を他責、人のせいにしたり逃げたりはしないです。これは何か意味があることと言って必ずプラス受け取るんです。

そこの一番が大洪水があったときです。
これはお母様が大洪水の前にですね。
弟さんが1歳になっていない乳飲み子のときに大洪水にあったんですね。

夜中に大きな音がしているので命からがら逃げてきたら、自分たちが寝ていたところが全部流されていく。
そこに利八少年が「おっかー気を落とすな」って言ったらものすごく怒られるわけです。

「何を罰当たりのことを言っている。これが去年であってみよ。
わしもふく(福太郎さん:弟さん)も流されて命がなかった。
これが今年あったのは神・仏のおかげやないか」と怒られるんですよ。
そこで、物事をプラスに捉えるということが完全に萌芽し始める訳です。

そして、兵隊に出ていく時があって兵隊に出ていくのですが、体が大きすぎて、明治四十年生まれですけど、180センチ、120キロですから。記念館行っていただくと、黒人の向こうの進駐軍と写っているのですが黒人よりでかいですね。

昔は、軍服に体を合わせなさいっていうことなんですけど無理なんですよ絶対。
そうするとせっかく武功をあげたくて、昔の若い方はそうですね。
前線へ行って武功をを上げたいっていうのに後方部隊、そしたら、そこでトラックに運命的なものを感じたんです。

普通腐るんですよね。
武功を上げたいときに後ろに回されたってことで腐ってしまうんですけども、道なき道を行くていうところにプラスにとらえていくんです。完全にこれ、プラス思考、福寿草精神

松下幸之助翁がおっしゃるには「全肯定大努力」って表されました。けれども、全く同じことであります。
戦争で戦地で命からがら戦って命の大切さを知って「人間尊重」。

そして、日本がやられて荒廃して、つまり線路もボロボロになってから流通も行かないんですよね。
だから、ここはトラックやということで、トラックの長距離免許を作ろうということで作って帰ってきちゃうということを行っていかれるんですね。ですから、名誉会長の原体験全てから創業者の精神と最初の福寿草精神が生まれていって、そこから『人間尊重』というのも生まれてきています。

そこから出てきたのは世のため、人のためにですよということ。
人っていうのは2種類しかいません。自分と相手です。
自分は自己成長していく。

人生において自己成長していくことが大事です。
相手は相手に対しては、貢献、プラスをしていこう、だからお客さんの繁栄のためにっていうのもここから出てきております。
このDNAから経営理念ということでまとめて書いてあります。

西濃魂という人間尊重と挑戦というものを1人の人が持ってるだけではダメです。
周りに伝えていかなくてはいけません。
そして、皆さんのように名誉会長に実際会ったことない方々にも引き継いでいくと縦系につながっていきます。
ですから、そういう風に経営者の理念、経営理念っていうのを定めております。
これは『会社を発展させ、従業員を幸福にする』ということであります。

基本理念【三つの宝】

セイノーホールディングス社長会(2022年10月8日)田口社長講話より

行動判断基準『心をつなぐ』

名誉会長より「基本理念」という三つの宝を残していただきました。従業員の幸せを因数分解されます。
従業員に幸せを提供しましょうっていうのは誇り経済問題将来性を与えることです。
きちんとその物事に対して名誉会長がやられてきた足跡に関して分解しただけですけど、分解して理解をしていくっていうことは力になりますから分解して理解していくことが必要です。

幸せとは「誇り,、経済問題将来性」ということで、これをいかに提供できるかというところが従業員の幸せを守ることであります。

そして、それらのことをやっていく時に、行動の判断基準といって人間成長につながる三つの宝に『心をつなぐ』ということを軸足にされていらっしゃいます。

名誉会長は、相手の心ということをすごい大事にされた方です。
涙で袖が濡れる時、これが物凄くその人が困ってる時だから、その時は必ず助けてやろうということをよく伺っておりました。ですから、心をつないでいくんだという作業っていうのが必要になります。

三つの宝ということで基本理念があります。
そして、3つというのは、人間の心、精神の動きに対して【知恵】【感情】【意識】
つまり賢く、優しく、強いという人間性を醸成できれば、その人は、人間的な成長があるということです。

【智】労使協調体制:賢さ=衆智

我々に残していただいたもの「三つの宝」、その【智・情・意】に変換をしていくと【智】というのは「労使協調体制です。
これは、色んなところから二項対立ではなくて、色んなところから情報をもらってそして衆智を集める。ものを知ってる人から聞くと言うことができていくと、どんどん高まっていくことであります。

1人の知恵よりも衆智、周りの智恵を集めていくが、答えが導き出せる方法の1つであります。
このような衆智を集めていくためには、自分で凝り固まった心じゃなくて「素直な心」が必要になります。

ですから、素直にそれを、周りが言ってることを、是も非も一応全部受けてみるという素直な心、これは器と言いますけどね。素直な心が必要になってまいります。
その中で、自分たちがやりたいことをしっかり周りに流されるのじゃなくて、やりたいことをしっかり見定めていくこと、周りにただ「衆愚」で流されていくのではなく、「衆智」で自分はこれやりたいけど、それに必要な情報なんだっていうことで集めていくのと軸がなく周りに流されるのは全く違いますからですから衆智をしっかり得て、自分の「主座」行く方向を定めます。

名誉会長もそうでした。最初に路線トラックやるっていった時、周りは大反対ですよね。
だってトラックもないし、ガソリンもないし、道もないですから。
やれるわけない。それで毎日400キロ走るというのですから。

当時、運輸省にもってって免許の話をする時、岐阜からキチガイが来たって言われたですけど、自分の主座は曲げないですね。これをやるっていう風に思っているんで、その時にまたプラス思考ですから、岐阜からキチガイが来たって言われた時に『よし、これで俺が一番とった』って思うんですね。

自分の主座をしっかり持って衆智を集めて行動するということをしっかり行っております。
そのためには「二項対立」。善と悪とかですね。いろんな二項対立がありますが、そういうところに対して二つの対立を生むいうことではなく、調和をいかにするかっていうことが大事です。

【情】礼節中心主義:優しさ=和

三つの宝のうち2つ目は礼節中心主義です。
これこそ平和を作る大きな考え方であります。
幸福の実現であります。

これは、名誉会長がよく言われてたように『礼節あるところには秩序あり、秩序があるところには効率が高まる。効率が高まると繁栄する。繁栄すると利益が生まれる。利益が生まれると従業員に対して十分なものを払ってあげれる。そうすると顧客満足も高まってくる』という流れであります。

礼節で大事なところは自ら先に動くということです。
会った時に先に「こんにちは」っていう人と、相手が言ってるのを待ってる人とは全然違いますからね。皆さんは、先にお客さんにご挨拶するというのが当たり前になってるんですけども礼節が必要なのは、自ら先に動いていくということであります。これらのことをやっていくと幸福の三本柱に近づいていきます。

それから3つ目の宝は福寿草精神」=「全肯定大努力」ということです。

完全なプラス思考であります。そこに詩があります。
「踏まれても、踏まれても強く、野に咲く福寿草」ということでございますけれども、それらの解説もそこにあります。

これは、実践をしないと駄目ですよっていう話ですね。
どれだけいいこと考えても実践しないとダメです。
PDCBAを早く回しましょうってよく言いますけれども、全て有限な人生の中でやってますので、いかに早く回転させていくかが重要です。

1907年、名誉会長生まれ。マズロー1908年の生まれ。
マズローも同じように幸福の因数分解をしています。
生理的欲求、安全欲求、社会的欲、承認欲求、自己実現欲求・・・と5段階のピラミッドに書いてあります。それが「経済問題誇り将来性」と全く合致しているということです。

社会に対しては輸送立国の概念を持っていかに国を支えていくんだという貢献の意識が出てきます。ですから、同じ時代に同じ思考、同じ思想、松下幸之助翁は、そういうことで国を作ろうという風に思っていらっしゃいました。

セイノーのDNA【人間尊重・挑戦】

【人間尊重】=自己成長・他者貢献

■自己成長のために

成長の土台[信用力の向上]

①西濃魂(DNA)
「人間尊重」+「挑戦」

②3つの宝の習得と発揮
労使協調体制
礼節中心主義
福寿草精神

③自己成長の土台
1)嘘をつかない
2)時間を守る
3)人の良いところに気づく

 

成長の手法[コミュニケーション力の向上]

投げ方(3カン王)

①関心(気付くこと)
②感動すること
③感謝すること

感動の方程式

期待値 < 実践値

受け方

素直(はい)
自責・反省(すみません)
感謝(ありがとう)

成長の実践[行動力の向上]

行動しないと何も得られない=0(ゼロ)である

福寿草精神(プラス思考)

手法

■衆智

知恵の出し方

■因数分解・仮説検証

PDCBAの考え方

■徹底の仕方