①心をつなぐ行動をしよう ~障害者への配慮と心配りを~
障害者への配慮が義務化へ
近年、障害者の権利を保護する動きが各国で活発となり、平成18年には、障害者の人権・自由・尊厳等を確保する国際条約が国連で決まりました。日本では、平成19年に条約に署名し、障害者に関する法整備が進められてきました。平成28年には、「全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現を目指す法律」いわゆる「障害者差別解消法」が施行となりました。 当初は国や自治体を対象に合理的配慮の義務化(一般企業は努力義務)でしたが、法改正により一般企業も義務化となります。(施行日は改めて発表される )
ポイントは障害者への「合理的配慮」
これにより当社も「障害のある人が、何らかの対応が必要と希望したとき、負担が重すぎない範囲で対応すること。」いわゆる「合理的配慮」が求められ、障害者への対応を学ぶことが必要となります。
合理的配慮を実施することは当社の考え方である「心をつなぐ行動」(人間尊重・挑戦)にも関わってきますので、併せて学んでいきましょう。
コンテンツ内容
①: 心をつなぐ行動をしよう ~障害者への配慮と心配りを~
②:「障害者差別解消法とは」 ③・④:各障害に対する対応
(このコースは全部で4コンテンツあります)
①心をつなぐ行動をしよう ~障害者への配慮と心配りを~
先ずは先程ありました「心をつなぐ行動」から見ていきましょう。
心を繋ぐ行動とは、「人間尊重」と「挑戦」を実践することをいいます。
人間尊重とは・・・
人間尊重とは、「自己成長」(「素直な心」で現象全てを「自己責任」として捉えることでできる)と、「他者貢献」(情・和=優しさ、智=賢さ ※仲間である他者に対し、働きかけて貢献を試みる)のことをいいます。自己成長することで他社貢献ができるようになり、結果として、魅力的で、やりがいのある会社へと成長します。 そのためには、労使協調体制と礼節中心主義を実践することが必要です。
労使協調体制・・・企業の繁栄と全社員の幸福を図るために、労使が相互信頼、相互理解を基本として、お互いの立場を尊重し、節度ある関係の中で、目的達成に努力すること
(お互いを尊重して助け合う優しさが培われる)
礼節中心主義・・・礼節によって秩序が保たれ、秩序が保たれることで能率が上がり、結果として会社が繁栄し、これが全社員の幸福につながっていくこと
(社内の効率が上がると共に、お客様に利便とお喜びを提供する優しさが育まれる)
労使協調体制と礼節中心主義を実践することで、優しさが実行され、健常者に対しても、障害者に対しても思いやりの心が持てるようになります。これが、合理的配慮(困っている人を負担が大きすぎない範囲で助けること)です。
挑戦とは・・・
NOと言わないこと(福寿草精神)
✖「ありません」「できません」 ⇒ 〇「△△にいけばあります」 「▢▢ならできます」
代案を提示して、聞き届けることが必要
心をつなぐ行動には、人間尊重・挑戦(三つの宝:労使協調体制・礼節中心主義・福寿草精神)があります
障害者差別解消法の施行にあたり、②~④のコンテンツを学び、差別のない心をつなぐ行動をしましょう。