言葉遣い
目次
社会人としての言葉遣い
呼称・敬称
伝え方(クッション言葉)
相手に好印象を与える言葉遣い
言葉の使い分け
社会人としての言葉遣い
社会人としては、敬語を適切に使うことはもちろん、人の呼称・敬称や伝え方など、「言葉遣い」も大切です。正しい言葉遣いを学んで、上手にコミュニケーションをとりましょう。
呼称・敬称
社外の人に社内の人について伝える時、社内の人と話すように「○○部長が」や、「△△課長が」というように表すことは、正しくない言葉遣いとされています。
以下の表を参考にして、正しく対応できるようにしましょう。
伝え方(クッション言葉)
何か断られる時に、単に「難しいです」と言われるのではなく、「申し訳ないのですが、難しいです」と言われた方が、気持ちよく受け取れるのではないでしょうか。
このように、伝え方を柔らかくするために付け足す言葉を「クッション言葉」と言います。
下の図にあるようなクッション言葉をうまく使って、スムーズに仕事を進めましょう。
相手に好印象を与える言葉遣い
呼称・敬称や、クッション言葉以外にも、相手によりよい印象を与える言葉遣いや表現はたくさんあります。
ぜひ、覚えて使いこなしてください。
1.否定形は肯定形にする
否定的な言葉づかいは、相手にマイナスの印象を与えがちです。
肯定的な言葉づかいを心掛けて、代案や提案を示しましょう。
⇒否定形「こちらは担当ではございませんので、わかりません」
⇒肯定形「こちらではわかりかねます。担当は人事部でございますので、お電話をおつなぎいたしましょうか?」
例)「できません」⇒「いたしかねます」
「いません」⇒「席を外しております」
「ありません」⇒「切らしております」
「無理です」⇒「~ならできます」
2.命令形(~してください)は依頼形にする
「~してください」という表現は、一見丁寧なようですが、実は相手に有無を言わせない命令形になっています。
「~していただけませんか?」と依頼形にするとよいでしょう。
⇒否定形「1時間後におかけ直し下さい」
⇒肯定形「1時間後におかけ直しいただけませんでしょうか?」
例)「やめてください」⇒「ご遠慮願えませんでしょうか?」
「待ってください」⇒「お待ちいただけますでしょうか?」
3.「後よし言葉」に言い換える
2つの情報を伝える時は、後の言葉の方が印象に残りやすいもの。
マイナスとプラスの情報がある場合、プラス面を後に言うと効果的です。
⇒先よし言葉「こちらは非常に良い商品ですが、少々値がはります」
⇒後よし言葉「こちらは少々値がはりますが、非常によい商品でございます」
言葉の使い分け
「すみません」や「どうも」はとても便利な言葉なので、どんな場面でも使ってしまいがちです。ですが、そればかり使っていると、適当な印象を持たれてしまうこともあります。
言葉を言い換えたり、付け加えたりすることで、社会人としてふさわしい言葉遣いを心がけましょう。
社会人として相応しい言葉遣いに気を付けたい
相手に良い印象を与えるような話し方に気をつけたい。