【目次】
【キャリアパス】
- 2017年4月:東京支店にて1年間現場研修
- 入社してから1年間は東京支店で現場研修をしていました。当時は現深川支店のドライバーのチームに所属し、主に千代田区のビジネスセンターで集配業務を行っていました。
- 2018年4月:営業開発部(後に国際部に名称変更)に本配属
- 2018年に現在の国際部に本配属になり、配属以来国際輸送の営業担当として仕事をしています。
【国際部について】
国際部では、簡単に言えばお客様からお預かりした商品を国内から国外へ、国外から国内へ輸送する仕事をしています。国際輸送に関わることは通関業務、梱包業務等も含め、基本的になんでもやります。
私は営業担当として、お客様への国際輸送のご提案から実際の輸送のご手配、そして請求書発行業務まで一貫して担当しております。お客様ごとに仕事の内容が全然違うため、専門性が高く、業務を通じて常に向学心を刺激されることが国際部の面白いところだと思います。逆を言うと、1人の営業担当がほぼ全部の作業をやらなければいけないので、大変な時もあります。
【国際輸送の面白さ】
これは店所の発送業務と繋がる部分もあると思いますが、取り扱う商品によってルールが全然違うところです。同じ商品でも国ごとに法律やルール、手順が違うので、案件ごとにやることが変わってくるのも面白いところですね。
以前、当時の上長がおっしゃっていたのですが、この仕事は10年、20年やっても知らないことが出てきます。完璧になることがほぼ不可能な仕事です。
常に新しい知見を得ることができるところが魅力的な点です。
【印象深い仕事】
配属された当時に、当時の管理職の方々に営業に連れて行っていただいたことはとても印象深いです。
それとは別の話なのですが、あるNPOが、閉校になった日本の小学校から机や椅子を集め、コンテナに詰めてカンボジアの小学校に寄付する、という案件を担当したことが印象深いです。NPOの方も輸出入が初めての方でしたので、丁寧な説明を心がけました。輸出先の国の法律を調べなければいけないことを説明し、そもそも机や椅子を輸入できるのか、税金はどのくらいかかるのかという点を調べていき、すべてがクリアになってから手続きを進めました。現地の代理店と連携をとって、大きなトラブルもなくすべての作業を終えることができたときは大きな達成感を得ることができました。
案件の規模によってかかる時間は異なってくるのですが、荷物がすでに日本到着済みで輸入通関と配達のみ請け負う場合は、案件開始から5日ほどで終わることもありますが、逆に半年ほどかかる場合もあります。カンボジアの件は5~6ヵ月かかりました。
【失敗したこと、嬉しかったこと】
・失敗した事
アメリカからの航空輸入を担当していた時、いつのどの便に載せるか、といったスケジュールなどの連絡を現地の協力会社と取り合っていました。ただ、連絡を取っている途中に、アメリカが祝日に入ってしまい、連絡が滞ってしまいました。急ぎの荷物だったため、連絡が取れないことでお客様をお待たせすることとなってしまい、ご迷惑をかけてしまいました。私が事前にアメリカの祝日を把握し、それを想定しながらお客様へご説明すべきであったと反省した次第です。
情報はあればあるだけ武器になると感じ、できるだけ多くの情報を仕入れるように心がけています。台風の多い季節なら船が遅れるので現地の気候や、中国なら春節といった連休があるので、それらを把握しておきながら仕事を進めることが大切です。
・嬉しかった事
お客様が新しく横浜に倉庫を立ち上げ、その倉庫に入庫する商品の輸入通関、配達の手配を任せていただきました。月にコンテナが2,30本というかなりのペースで荷物が入ってくるので、倉庫側の受け入れ可能時間などを考慮して、配達スケジュールを組んでいました。また、海上輸送では天候やその他の事情で遅れることもあります。その際の配達スケジュールの調整も行っていました。お客様のことを考え、できるだけコストを下げたうえで効率的な運用にするには、どのくらいのスパンで配達すればいいのか?ということを考えていました。スケジュールに関しては、Excelのシートを作成し、お客様と私で共有することで、何か間違いがあれば、互いにすぐに指摘できるようにしています。
【国際部に必要な経験・スキル】
スキルといって皆さんが最初に思い浮かべるのは、おそらく英語力や語学力だと思います。確かに、貿易関連の書類はすべて英語なので、英語を使う機会も多くあります。できるに越したことはないですね。ですが、専門用語なども多いため、仕事をしていくうちに習得できる部分でもございます。国際部で働くのなら、必ず英語ができなくてはならない、というわけではないです。
一番大事なことは誰かに相談して、巻き込んでいくという姿勢だと感じます。もちろん、自分の仕事に責任を持つという前提がありますが(笑)
国際部は、陸上店のプランナーや本社の方、協力会社の方など、いろんな人々の力を借りて仕事をしています。仕事は1人では完結しません。頼れる人はたくさんいるので、困ったときはすぐに相談して、巻き込んでいくことが大切です。後は、初対面の人やいろんな人と物おじせずに話すことができるコミュニケーション能力でしょうか。かく言う私も人見知りですが(笑)
1人で抱え込みすぎない、新しい知識に関心を持てる人は向いているかもしれません。
【人見知りの克服】
私自身もまだ克服できたわけではないのですが、強いて言えば自信を持つことでしょうか。
私の経験で言うと、お客様と電話で話すのと、対面で話すのでは感覚が全然違い、2,3年目は言葉が出てこなかったり、うまく伝えられているのか分からなかったりという不安がありました。ですが、様々な仕事に挑戦し、知識を増やしていくことで、話に説得力を持たせることができるようになり、自信を持てるようになってきました。怒られたり、迷惑をかけてしまったりすることもありますが、そこで終わるのではなく、「次はこうしよう」と考えて実行することの積み重ねが自信につながると思います。
【今後やってみたいこと】
今やっている国際輸送の仕事が好きで、面白いと思っているので、今後も続けていろいろな経験を得たいです。当社の強みは、自社で倉庫を持っている点や、幹線輸送で全国を網羅している点だと思います。その強みを活かして、国際と国内の輸送を連結させ、ワンストップでサービスを提供する、一気通貫の輸送に関わっていきたいです。
【後輩へのメッセージ】
国際部は、やればやるほどわからないことが出てきて学びが多い部署です。あらゆる事象や知識に関心を持っていること、向上心と忍耐力が必要になってきます。
もし、国際部を目指している方がいらっしゃれば、一緒に働ける日を楽しみにしています。