【目次】
【キャリアパス】
- 2013年4月:入社後和光支店で現場研修
- 2014年4月:経営戦略部情報発信センターに本配属
- 研修終了後は、経営戦略部の情報発信センター(現在は解体)に配属されました。主な仕事内容は現場からの様々な要望や意見を吸い上げて、「気づきの掲示板」としてポスター形式で周知することでした。グループ会社に関わる内容であれば役員会に情報を提供したり、各部署からの通達をとりまとめたりもしていました。意見の吸い上げが各部署それぞれの仕事となり、本社のペーパーレス化が推進されていたため、部署は解体されました。
- 2017年5月:堺支店へ異動、業務全般担当後営業を担当
- 2017年からは堺支店に異動になりました。ゆくゆくは営業へ、という話だったため、最初の1年間で仕事を覚えるために業務全般を担当しました。到着を3ヵ月、発送を2ヵ月、残りの期間で到着保安を担当しました。基本となる業務知識を抑えられたため、スムーズに営業の仕事をすることができました。特に、発送業務では、堺支店のお客様や荷物の特徴、集荷時間などを知ることができたので、よかったと思っています。
【印象に残っている仕事】
大口の新規を獲得できたことはとても印象に残っています。金額としては大体300~500万円でした。1つのお客様を獲得して仕事が終わるわけではなく、その後のやるべきことの多さに圧倒されました。人を動かす大変さや、事務所やSDなど、多くの人をまとめるのに必要なリーダーシップの大切さを実感しました。
【営業スキルを上げるために】
元々本を読むことが好きで、月に50冊は読んでいます。土日にまとめて読むことが多いですね。営業は支店の人だけでなく、他社の人と関わる機会が多くあります。営業になったばかりのころ、他社の営業と当社の営業の差に衝撃を受けて、勉強としてビジネス書も多く読むようになりました。最近読んだ中では、USJなどをV字回復させてきた森岡毅さんの本がおすすめです。
また、お客様との接し方も工夫しています。通常通りのかっちりした態度で受け入れてもらえるお客様もいらっしゃれば、土地柄なのか、少し砕けた態度の方が受け入れてもらいやすいお客様もいらっしゃいます。距離感を見誤らないように、お客様に合わせて営業を行っています。
当社の運賃、リードタイム、商品の質などをどうお客様にうまく見せていくかも営業の腕の見せどころなので、言葉の使い方にも工夫をしています。
【仕事の楽しい面、苦しい面】
楽しい面は、目標の数字を達成できた時ですね。新規を獲得できたり、お客様にほめていただくこともあるので、営業をかけてよかったな、と嬉しい気持ちになります。
逆に苦しい面は、段取りがうまくいかなかった時です。営業になりたての頃は、新規を獲得した後に何をすればいいかわからず、周りに迷惑をかけてしまうこともありました。集荷時間のすり合わせがうまくいかずに、お客様からのクレームに繋がり、集荷に行ってくれたSDにも申し訳ないことをしました。段取りや周知の大切さを学ぶことができました。
【成功体験を得ること】
本社にいた頃は、喫煙者であり、食事もあまり摂らない方だったので、言っては何ですがガリガリでした(笑)
異動して営業になり、営業としてまず説得力を見た目に持たせたいと考え、本で「体格ががっしりしていると、相手に安心感を与えられる」と読んだこともあって、筋トレを始めました。安心感を与えられるようになったかはわかりませんが、1つのことをやり遂げたという自信がつきました。
筋トレは一番費用対効果が高い趣味と言われています。筋トレでなくても、資格取得やマラソンでも何でもいいのですが、何かを達成したという成功体験を得ることがとても大事だと思います。
【コミュニケーションの大切さ】
営業の仕事において、コミュニケーションはとても大事です。いろいろな所に気を回し、お客様の要望とSDの都合をすり合わせる、緩衝材のような役割を持っています。
コミュニケーションにおいて、よくあいさつの大切さが挙げられますが、それだけでは足りません。営業でのコミュニケーションは、お客様に相談していただけることにプラスして、時にはこちらの困りごとを聞いてもらえるというレベルまで持っていくことが必要です。
当社では、現在ロジスティクスに注力していますが、堺支店には自社倉庫がありません。外部の倉庫業者に頼むしかないのですが、その際業者と横のつながりを持っておくと、他のお客様からの要望にも応えやすくなります。営業では、突然の事態にどれだけ準備ができているかが重要です。コミュニケーションはその準備の一環だと思います。
【 今後やってみたいこと】
当社の価値や利益率を上げる、マーケターとして働いてみたいです。当社の利益率をどうやって上げていくか、輸送の中でも特に何を提供すればお客様に一番貢献できるのかということを考えたいです。
営業の仕事でも、地域や時期、時間帯などを考えて、どこをどう攻めればよいか、ということを考えながら仕事をしています。それを全社規模に広げて、市場調査もやってみたいです。
今は目標に向けて少しずつマーケティングの勉強をしています。
【後輩へメッセージ】
営業の仕事は、支店の他の業務と違ってルーティンがあまりありません。常にもっとよく、もっと改善をする、ということを考えて仕事をする必要があります。他社に目を向けて、自分の立ち位置を確かめること、また、他社の営業とのギャップをどう埋めていくかを考えることも大切です。なりたい姿を設定すると、そこから逆算してやるべきことが見えてくると思います。
また、営業になりたい方は、同じお店で発送業務を経験しておくと、その後の仕事をスムーズに進めることができるのでおすすめです。
数字をどう達成するか、売り上げをどう伸ばしていくか、という問いが常にのしかかる営業の仕事ですが、自分で考え、仕掛けていく仕事でもあり、やりがいのある仕事です。
西濃運輸には全国に仲間がいます。自ら仲間の輪を広げ、仕事の輪を広げ、どんどん成長していって下さい。これから頑張ってくださいね。