【目次】
キャリアパス
現在の仕事
女性指導者として苦労した事
未経験からの経理責任者
館内配送の立ち上げ
女性社員へのアドバイス
今後やってみたいこと
後輩へのメッセージ
【キャリアパス】
- 2003年4月:入社後河内支店で現場研修
- 2004年4月:名古屋西支店に本配属 発送業務全般を担当
- 2007年9月:海外事業部名古屋営業所へ異動
- 2010年4月:ロジスティクス部へ異動
- 化学メーカーの物流部門を当社に任せていただく際、立ち上げに国際部門チームの一員として参加しました。
- 2011年6月:名古屋西支店に異動
- 経理責任者として名古屋西支店に異動しました。
また、名駅営業所の責任者として、館内配送立ち上げに携わりました。
- 2018年7月:富士支店に異動
- 業務統括として富士支店に異動しました。
- 2021年8月:ブランド戦略室UI戦略課に異動
【現在の仕事】
UIは「ユーザーインターフェース」の略です。当社が持つお客様の接点は、SDを始めとした現場の方々の直接的なもの、コールセンターといった電話やHPなどのデジタル面など多々あります。お客様のニーズを満たしながら、お客様の課題解決に繋げる役割だと思っております。お客様と当社を繋ぐ接点をどう改良していくか、大変壮大な課題に取り組んでおります。
【女性総合職として苦労した事】
店所はドライバーを始め、ほぼ男性ばかりの職場です。女性である自分が、男性に指導する立場になった時、言い方と言葉には特に気をつけるようにしていました。「女性は感情的になりやすい」と言われることもあったので、指導した時に「うるさいおばさん」とならないように(笑)相手に自分の話を聞いてもらえるような伝え方を常に考えて指導をしていました。
とはいえ、指導の時だけそういうことを心がけていても、普段から話を聞いてもらうことができていなければ意味がありません。なので、普段からの人間関係を大切にし、地道に信頼関係を築くことを大切にしていました。相手が困っている時に手を差し伸べ、信頼関係を築くことができれば、何か注意したり指導したりする際にも「この人の話は聞いておいて損はないな」と思ってもらえるのではないでしょうか。
富士支店で業務統括をしていた時は、名古屋西支店にいた時とは違い、最初から指導する立場の人間として異動したので、どんなささいなことからでも人間関係を作っていくことを心がけていました。
【未経験からの経理責任者】
2011年の6月に、名古屋西支店に異動しました。当時の経理責任者が定年退職してしまうので、その後任としての異動でしたが、経理業務は全くの未経験でした。
そこで、当時の責任者に3カ月ほどかけて、みっちり引継ぎをしていただきました。当時の管理職の後ろ盾があり、そして何より、名古屋西支店の社員の方々の多大なるご理解とご協力をいただき、経理の責任者として育てていただきました。
【館内配送の立ち上げ】
名駅営業所では、JRゲートタワーとJRセントラルタワーズの館内配送の立ち上げに携わりました。50階以上あるビルで、そこで多くの配送業者がそれぞれ配達や集荷をするとなると多くの時間も労力もかかります。ドライバーや配達員不足を乗り越えるための協業ということで、館内配送を立ち上げました。
立ち上げでは、調整が仕事のほとんどを占めます。各運送業者との調整、ビルのテナントとの調整、管理会社との調整など、3方向から囲まれている状態ですね(笑)
レストラン街への配達では、冷蔵や冷凍の荷物もあるので、そのような荷物の事も考えて配達や集荷の段取りを組むのも大変でした。
JRセントラルタワーズは開業14年目での館内配送の導入でした。今まで慣れ親しんだやり方やルールを変えるということで、反発もありました。当社が館内輸送を担当するのはこの名駅営業所が初だったので、テナントはもちろん、同業他社からも「本当に西濃でできるのか」と疑いの目を向けられていました(笑)
仕事というのは結局人間同士の繋がりで成り立つので、そこで喧嘩をするのではなく、地道に人間関係を構築していって、「西濃でもできるぞ」という姿勢や仕事を見せていくことで、立ち上げもうまくいったと思います。
【女性社員へのアドバイス】
私はとにかく上司や先輩、仲間に恵まれていて、いろいろな仕事を任せてもらえていたなと思います。任せていただいた分、結果を残そうと常に意識していました。
私も、若手社員の方から「あまり仕事を任せてもらえなくて」という悩みをいただくことがあります。逆に、今は時代も変わってきていて、上司や先輩方も、「この仕事を振って負担にならないか」「任せすぎていないか」など配慮することも増えてきていると思います。
そんな時に重要なのがコミュニケーションではないでしょうか。年に1回希望調査はありますが、それ以外にも自分のやりたいことや希望を伝えていくことが必要だと思います。
まずは、今の自分の仕事を全力で取り組むこと、期待以上の結果を、成長した姿を見せること、周りの方は、その姿を見て感じたときに、次のステップを用意してくれると思います。
【今後やってみたいこと】
いつかは現場に戻りたいなと思っています。やはり現場で自分の力を試してみたい気持ちが強いですね。
今の業務では、当社のことを店所にいた頃とは違う角度で見ることができています。その視点を現場に持って帰って、いい影響を与えられたらいいなと思っています。
今の業務で得たお客様の目線や当社に対する希望、期待を支店に持って帰って伝えていきたいです。
【後輩へのメッセージ】
仕事は1人では完結しません。様々な人の力を借りて初めて完結します。そこで必要になってくるのがよい人間関係です。まずは信じることができる人、相談できる人を見つけましょう。特に若いうちは、自分を引っ張ってくれる人や高めてくれるような人など、目標となる人を信じてついていくこと、認められたいと思うことが大切だと思います。
特にここ数年のコロナ禍で入社された方は、同期とのつながりも薄いと聞いています。人間関係の作り方に悩むことも多いと思いますが、自分が信じられる人を大切にしていってください。