【目次】

キャリアパス

印象深かった仕事

管理職になって気づいた違い

管理職になるために必要な経験

モチベーションを保つ方法

管理職になってみて

女性管理職としての思い

今後やってみたいこと

後輩へのメッセージ

【キャリアパス】

2008年4月:入社後、小牧支店で現場研修
2009年4月:本社業務部業務管理課に本配属
現場研修後、2009年4月に本社業務部業務管理課へ配属になりました。お客様からの電話対応、ホームページからのお問い合わせ対応、輸送品質の維持向上の取り組みが主な業務でした。全社一体となって誤配ゼロ・催促ゼロに取り組んだり、今で言うお客様への配達状況のお知らせ(ライン通知)の礎となる軒先入力の啓蒙活動を行っていました。お客様目線(CS)という軸を常に持ち、15分ルールの発信を行いました。過去のデータを分析し、初入電から15分経過すると、催促件数が跳ね上がりクレーム化することが分かったからです。
2018年5月:BOXチャーター社へ出向
2018年にヤマトグループであるボックスチャーター社へ出向しました。効率的にJITBOXを配達することを目的にネットワーク改革を実施しました。他には、運行サービスレベルの見直し、オプション資材の開発リニューアル、安全動画の制作、ルール制定、マニュアル改定などを行いました。運送業界では競合他社になりますが、JITBOXチャーター便の加盟会社(15社)との繋がりが持てたことは貴重な経験でした。
2021年5月:東京本社ロジスティクス部へ異動
この3年間の出向を終え、2021年5月に東京本社ロジスティクス部ロジスティクス課ソリューション開発チームへ異動になりました。深川支店物流センターのお客様の立ち上げ、船橋支店印西物流倉庫の立ち上げに携わり、千葉エリア内の物流センターを担当しました。自分自身が初めての営業経験で、しかもロジ。分からない知らないことが多く、上司や先輩はもちろん後輩にもイロハを教えて貰いました。また、新規継続の実績を出すために、ユーソナーを使ってターゲットをリストアップし、チームみんなでひたすら電話とメールでアポイントを取りました。ここまでやるのが結構大変で、そこから先は、面談、見積、契約、運用、管理と続きます。ロジは奥行があり難しさと楽しさの両方を実感しました
2022年4月:本社サステナビリティ推進準備室へ異動、課長昇進
2022年4月に新設されたSHDサステナビリティ推進準備室へ異動となり、同時に課長に昇進。SHDの事業活動がよりサステナブルなものであるには、どのような取り組みを活性化するか、またその取り組みをどう社内外に示すかについて検討しています。

【印象深かった仕事】

9年間お客様相談センターに所属していたので、そこでの経験が一番印象に残っています。お客様相談センターは、本社で唯一お客様の生の声を聞くことができる部署であり、現場との距離も近いと考えています。お客様の声を聞き届け、それを正しく現場担当者へ伝える。簡単そうに見えて、それがなかなか難しい。併せてお問い合わせの起因は、人なのか、仕組みなのか、改善すべき点は何か、を俯瞰的に捉えることができました。ただ正直クレーム対応は大変でした。でも、必ず上司がフォローしてくれたので心強かったです。クレームなのに、最後に「ありがとう」とお客様に言われたことは、得難い経験だったと思います。
また、全国の人と繋がりができたことも嬉しく思っています。何かお願いした時に店所の方に快く対応してくださったり、新しいことを企画する際に現場の生の意見を聞いたり、アドバイスを頂きました。店所の方にいつも助けていただいたおかげで、今があると思っています

【管理職になって気づいた違い】

以前はお客様、現場の視点を軸として仕事をしていましたが、管理職になってからは経営側の目線も持つことが必要だと気付きました。目先のことも大事ですがそれに囚われず、先の目標を見据えていくことが大切になってきます。そのためには、自分自身でロードマップをしっかり描くことがポイントだと思っています。

【管理職になるために必要な経験】

いろいろな意見を聞き、なんでも経験してみることが大切だと思います。私がお客様相談センター在籍時、自分の部署の仕事を超えて、社内報サイドミラーの編集委員や自転車イベント便の立ち上げ、運用にも携わりました。興味のあることはもちろん、嫌なことも、気が進まないことでも経験して、失敗することも時には必要です。例えば、テレアポ100件と聞くと皆さん嫌だな、とか大変そうだな、と思うのではないでしょうか。しかし、やってみないと本当にそうなのかはわかりません。もちろん、失敗した時や、うまくいきそうにない時は、すぐに報告が必要ですが(笑)
失敗すると学びが得られますよ。

【モチベーションを保つ方法】

お客様からの入電が多かった時代、電話のコール音を聞くだけで嫌な気持ちになることもありました。でも、周りには見てくれている人がいて、労いの言葉を掛けて頂くことが多く、とても救われました。声掛けって本当に大切ですね。また、当時の先輩の勧めで資格試験を受け、それがきっかけで1年に1度何でもいいから資格を取ってみようと思うようになりました。普段の業務から離れて知らないことを学ぶ、気分を変えることができるのでおすすめです。またオンとオフの切り替えはしっかり行うよう心掛けています。

【管理職になってみて】

課長になってからまだ数か月しか経っていないのですが、緊張感と責任感を感じながら仕事をしています。管理職ということで、自分の雰囲気が周囲に与える影響も大きいと思うので、部下や周囲の人が話しかけやすい雰囲気、職場が作れるように心がけています

【女性管理職としての思い】

業界柄男社会ということもあり、正直やりにくさを感じる部分はあるかと思います。昔と比べれば女性の進出は進んでいると思いますが、まだまだ成長過程かと。例えば、店所で女性管理職はいないのが現状です。「女性の活躍するフィールド」が今よりも増えていれば、今と違うセイノーになっているのではないかと想像しています。

【今後やってみたいこと】

社員のやりたいことが出来たり、夢が実現する場所を作ってみたいです。わかりやすく言えば、クラウドファンディングのお金が絡まないバージョンでしょうか。誰かがこんなことをやりたい!と手を挙げて提案して、それに賛同した人達で企画を進めていく。老若男女問わず、いろんな意見を積極的に取り入れることで、何かイノベーションが起きるかもしれませんね。

【後輩へのメッセージ】

感謝の気持ちとチャレンジの心を大切にして欲しいと思います。「ありがとう」と「ごめんなさい」が素直に言えることはとても大切です。もし、心が折れてしまうようなことがあっても、そこでくじけないでほしいです。辛いことや苦しいことがあった時、それを1人で抱え込む必要はありません。誰でもいいので、近くに相談ができる人、グチを聞いてくれる人、頼れる人を持っていてほしいなと思います。
一緒に未来の西濃運輸を創っていきましょう。