【年間2,794個の木製ドラム廃棄物の削減】
フジクラ物流様 空電線ドラムの回収・再利用業務(グリーン物流の推進)
「20230515:沖縄西濃運輸」

◆取組みの狙い

フジクラ物流様と2015年に電線切断・配送業務を請負しおります。沖縄県では輸送コストが高いため電線を巻き付ける木製ドラム輸送がとと廃棄品になってしまうことで環境に配慮した取り組みとして「再生ドラム」の運用相談を頂きました。弊社としても、地域の廃棄品が削減できる取り組みに共感し共同事業としてスタートいたしました。

これまでは配達された電線ドラムは現場で使用後に廃棄されている。
再生ドラムとして利用できれば、廃棄物も削減することができ、フジクラ物流様も県外から電線巻き付けの資材として木製ドラムの購入費用と輸送コストを抑えることができる。

弊社が、木製ドラムの回収と補修作業を行うことで、廃棄物が再生ドラムとしてリサイクルされます。

また、フジクラ物流様よりメーカー(フジクラ・ダイヤケーブル)営業面でも卸売会社や建築現場に対して、使用後の木製ドラム回収を切り口に営業展開して頂き、販売促進の差別化が実現できています。

◆全体的な業務の流れ(業務フロー)

①取引先卸売り会社へ対して、フジクラ物流様よりメーカー様へ「電線ドラム回収依頼書」を配布依頼

②卸売り会社より、弊社へ「回収依頼書」をFAX頂く

③弊社乗務員にて回収先へ使用後の木製ドラムを回収

④弊社豊見城物流センターにて、木製ドラムを再生ドラム可能と廃棄ドラムへ選別

⑤再生ドラム可能品は、補修作業を行う。

⑥再生ドラムはサイズ別に仕分け、在庫状況をフジクラ物流様と連携し、必要サイズのみを資材購入頂く。

※一部、弊社で補修作業を行えなかったドラムはフジクラ物流様へ返送。

⑦廃棄ドラムは解体し、産廃として廃棄。

⑧補修された再生ドラムは、弊社倉庫で再利用またはフジクラ物流(兵庫県)にて電線ドラム巻き付けとして再利用されます。

◆お客様のお困りごと(ペイン)、お客様の望むメリット(ゲイン)

◆取組みのポイントと効果

【取組みのポイント】

①フジクラ物流様からメーカー営業担当者へ「回収サービスの売込み」。

②回収依頼書からの弊社社員からの回収日時のご確認→集荷店への手配する。

③弊社部署で、できるかぎり再生ドラムにするため工具を揃え補修作業を実施。再生ドラムできない木製ドラムは弊社で解体し、木くずと金属に分別して廃棄する。

④弊社から再生ドラム(資材)の在庫状況を報告し、フジクラ物流様へは必要資材分のみの資材輸送を実施してもらう(輸送コストの削減に繋げる)。

⑤弊社では、障害者雇用の契約社員が本件に携わり現場担当者の手助けができています。

【効果】

年間2,749個の木製ドラムが再生ドラムとなり廃棄物の削減につながりました。

建築現場でも廃棄処分はコストになるため、メーカー営業側も販促の差別化として回収サービスを展開頂き

販売促進とつなげ、社会貢献とコスト削減に効果を出せております。

定量的な効果

回収木製ドラム総数再生ドラム廃棄ドラム再生率
3,443個2,749個1,694個61.9%
実績:2022年4月―2023年3月

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