①礼節の重要性・評価基準

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礼節の重要性

以前「礼節中心主義」について学びましたが、今回はさらに「礼節」について学んでいきます。
田口利八名誉会長は、
「礼節によって秩序が生まれ、秩序によって能率が上がり、能率が上がると会社が儲かる。会社が儲かると会社が幸せになる。だから、礼節は社員を幸福にする基本である」とお話になりました。
この礼節の重要性について学んでいきましょう。 

礼節とは

「礼節」は、人間の基本動作であり、他の動物にはない人間特有の動作といえます。
礼節の重要性を考える際のキーワードは『人は人を評価する』という言葉です。人は、自分以外の人を無意識に評価しています。そして、お客様は、私たちセイノーマンを評価しています。
この『評価』とは何でしょうか。どのような基準で私たちは評価されるのでしょうか?

評価基準

社会的価値基準は「出来ているか、出来ていないか」「守られているか、守られていないか」によって評価されます。

良かれと思って行った行動が、人によっては余計なお世話と取られることもあります。
全ての人の価値観を満たすことは難しいことですが、相手が求めてることを察知し、その場にあった対応が出来るように日々のコミュニケーションをしっかり取るようにしましょう。

その場その人に合わせた行動や言動をとるためには、TPO+Pを考えることが重要です。
TPO+Pとは、
Time(時)
Place(場所)
Occasion(状況)
Person(人)
の4つです。これらを意識して人と接するようにしましょう。

何か(誰か)と比較して、「出来ているか、出来ていないか」で評価することを言います。
私たち社員の言動、行動は、同業他社と比べてどうか?
また、社内では他の社員と比べてどうか?ということが評価されます。

第一印象の大切さ

いかに第一印象が大切か、という研究で『メラビアンの法則』というものがあります。メラビアンの法則では、第一印象は出会って数秒で決まると言われています。

その際印象に残るのは、
・表情、態度、姿勢などの「見た目」が55%
・言葉などの「話の内容」が7%
・声の高さ、抑揚などの「話し方」が38%
だと言われています。

つまり、お客様から良い評価をいただくためには、見た目である『礼節』が大事だということです 。

自己成長としての礼節

「人は人を評価する」という特性を知り、評価基準を理解することで意識が変わり、行動が変わります。
それにより自己成長することができます。
お客様から良い評価をいただくためには、まず意識を変える必要があります。
意識を変えると行動が変わり、自己成長していきます。

好感を持たれる礼節を身に付けるために、トレーニングを行い、それが習慣化すると「躾」(しつけ)になります。
躾とは、身を美しくするという意味であり、習慣化され、身に付いた礼節は、美しく見え、好感を持たれます。
ぜひ、みなさんも礼節を磨いて、お客様から良い評価をいただけるようになりましょう。

礼節に必要なものは、外見と内面です。
それぞれ3項目ずつ、できているか自己チェックしてみましょう。



礼節チェックリスト

この章はここまでです。次に進みましょう。

長さ: 10 分
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