④非言語を意識する

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非言語を意識したプレゼンテーション

上手なプレゼンテーターは、ジェスチャーや抑揚を使うことで、より魅力的に伝える技術を持っています。第1印象は3秒~5秒で決まると言われています。非言語を利用して効果的に伝えるポイントを押さえることで、皆さんも聴く相手の興味を引きつけるプレゼンが出来るようになります。

1)ジェスチャー ~リラックスして話しかけるように~

プレゼンをするときにありがちなのが直立不動で緊張しながらプレゼンをする状況です。 原稿を読むだけで精一杯という状況ではいけません。 まず、伝えることが第一です。 リラックスして、観客に語りかける雰囲気でプレゼンすることを意識しましょう。

2)抑揚 ~強弱のメリハリを付けて~

発表における「ムード」を演出するのは、声の抑揚だといえます。日本語は、抑揚が他の言語に比べ少ないといわれています。同じ文章を読むのでも、緊張して棒読みになっては伝えたいことの半分も伝わらないでしょう。大事な部分を強弱のメリハリをつけてプレゼンすることでより多くの共感を得ることが出来るでしょう。

3)視線 ~ワンセンテンス・ワンパーソンorワンブロック~

一番良くないのは聴衆を見ないことです。スライドをずっと見て原稿から目を離さないのでは、伝えるよりも説明を完了させることに目標が移っています。 これでは聴衆は納得できないのです。

人は3~5秒、目が合うと「自分に語りかけてくれている」と意識するといわれています。
目線のルールは「ワンセンテンス・ワンパーソン」。日本語は、1つのセンテンスがちょうど5秒ほど。
そのセンテンスごとに、一人に向かって話しかけるように目線を配りましょう。
少人数なら一人ひとり、人数が多い場合は、ざっくりとグループ分けし、まんべんなく視線を動かすと、直接目が合っていなくても目が合ったような気持ちになります。会場が広く、人数も多い場合は「ワンセンテンス・ワンブロック」を意識しましょう。会場を3~4つのブロックに分けブロックを移動しつつ目線を配ると、話し手と聞き手の距離感をぐっと縮めることができます。

4)間 ~間を取ることを恐れない~

注目してほしい言葉の前では、一呼吸おいて間をとりましょう。 スラスラと話すことは、ひとつのスキルとしてはすごいですが、文章でも句読点のない文章は聞き取りづらいです。

特に句点「、」で呼吸を置くことで注目を集めることができます。慣れないうちは間を取ること自体が怖いものですが、主題が切り替わる時、強調したい時など、間をあけて話してみましょう。 特に、話題を大きく変えたりする場合は2秒近く間を取ってもいいでしょう。

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長さ: 10 分

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