②プレゼン資料の作り方(2)

動画はこちら↓

パワーポイント作成の5つのポイント ~良いプレゼン資料を作るために~

パワーポイントはプレゼンテーションを行なうためのソフトウェアです。Word(ワード)や、Excel(エクセル)が多少使える人であれば、すぐに使いこなせるようになるでしょう。ぜひ、この機会にチャレンジしてみて下さい。
パソコンでないと「プレゼン資料を作れない」というわけではありません。写真や絵、グラフなどを用紙に貼り、マジックで文字やイラストを書くなど、手作りのプレゼン資料が相手に伝わりやすい場面もあります。

1)文章は短く ~読ませるものでなく、視せるもの~

伝えている内容は同じですが、悪い例と比べてどうでしょうか?
文章を3つぐらいの項目にまとめ、短くまとめることで見やすくなります。
プレゼン資料は「項目」「要点」「3秒で把握」で文章を書き、何を話そうとしているのか、何が大事なのかを「パッと見ただけで内容がわかるように作る」ということが大切です。「プレゼン資料」は、読ませるものでなく、視せるものということを覚えておきましょう。

2)「タイトル」と「サブタイトル」 ~サブタイトルは一番言いたいことを書く~

新聞や雑誌の見出し、小説や曲名など、いろいろなタイトルを普段から目にしていることでしょう。
タイトルとは、その用件を伝える表題であり「名前」のようなものです。皆さんも、まずタイトルを見て、興味が湧いたり、どんな内容か知りたいと思ったりしたことがあるでしょう。タイトルの付ける際は、興味が湧くような言葉で、用件がひと目で理解できることが重要になります。

用件がひと目で理解できるように20字以内がベストです。

例えば、タイトル『プレゼンテーション研修』の場合、サブタイトル『~「伝える力」を身に付けられる!これであなたも、名プレゼンテーターだ!~」というのはどうでしょう?

タイトルも重要ですが、サブタイトルを上手く使うことで聞き手の興味を一層強く惹きつけることが出来ます。タイトルが「名前」だったのに対して、サブタイトルは「伝えたいこと」を表すメッセージとして、タイトルを補足したり、内容の詳細を付けたりします。「タイトル」も「サブタイトル」も、プレゼンの重要な要素の一つになるのです。
興味をそそるようタイトルとサブタイトルを付けるようにしましょう。

3)色使い ~カラフル過ぎるスライドは分かりづらい~

カラフルに見せたい!綺麗に見せたい!と、いろんな色を使いすぎると、いったい何が伝えたいのか分かりづらくなってしまいます。

4)写真や絵の活用 ~「言葉だけ」の資料は心に響かない~

言葉だけの説明では、伝えたいことが上手く伝わらないことがあります。例えば、子どもに「桃太郎」の話をする際、怖い鬼の顔、形、手足の長さや、色や大きさなど、言葉だけで伝えるよりも、写真や絵を使うと容易に伝えることができます。写真や絵を使うと、イメージをそのまま伝えることができ、直観的に理解できます。「百聞は一見にしかず」という諺があるように、伝えたいことが瞬間的に伝わります。

写真や絵を言葉で伝えるのは、とても困難ですし、違うイメージを伝えてしまうかもしれません。決められた時間の中でプレゼンを行うためには、このように写真や絵を上手に活用することで、聞き手に直感的に短い時間で伝わり、心に響かせることができるのです。

5)グラフや表の活用 ~瞬間的に視覚で説得しよう~

「写真や絵」と同様に「グラフや表」を使うことで、直感的に理解できる、比較する時に有効である、割合や推移が掴みやすいというメリットがあります。「数字」を使うことで、プレゼンテーションに説得力をもたせることが出来ます。また、区分や分類、特徴なども、表を使うことで、わかりやすく伝えることが出来ます。

数値は、棒グラフや円グラフにすると視覚的に理解しやすくなります。
グラフは、サイズ、量、時間などを比較したり、割合や推移を示したりする時に有効な資料となります。
グラフ・表を作成するときには、伝えたいことを明確にすることがポイントになるので、分かりやすいグラフ・表を活用しましょう。

パワーポイント作成の5つのポイント(まとめ)

1)文書は短くプレゼン資料は「読ませるものでなく、見せるもの」ということがポイントです。
2)タイトルとサブタイトル タイトルとサブタイトルはプレゼンの最も重要な要素の一つになります。
特にサブタイトルを必ず入れるようにしましょう。
3)色使いカラフルなスライドは、かえって分かりづらくなるので3色程度の色使いを心掛けましょう。
また「赤色」は最大の強調色ですのでポイントを絞って使うようにしましょう。
4)写真と絵の活用言葉だけの資料では、イメージが伝わりにくいので、伝えたいことを写真や絵を取り入れて、
心に響く資料を作成しましょう。
5グラフ・表の活用グラフや表には、沢山の情報がつまっています。それを細かく見てもらうのではなく、
瞬間的に視覚に訴えかけるようにポイントを強調しましょう。

以上の5つのポイントを押さえて皆さんも素晴らしい「プレゼン資料」を作成してみて下さい。

「私の一押し!あなたに〇〇の良さを知ってほしい」の内容でプレゼン資料を作成する

今回の課題は、前回の課題で作成し「私のいち押し!ぜひ、あなたに○○の良さを知ってほしい」の内容を使ってプレゼン資料を作成します。
パワーポイント作成の5つのポイントを参考に、パワーポイント3枚で資料を作成してください。

どうしてもパワーポイントで作成するのが難しいという方、パソコンが使えないという方はA4用紙3枚に手書きで作成し提出してください。その際は、絵や写真、グラフや表を貼るなど工夫しましょう。

完成したプレゼン資料を『セイノーホールディングス人財開発チーム』宛にメールで送信して下さい。アドレス:web.ojt.middles@gmail.com

この章はここまで。次の章に進みましょう!

長さ: 10 分

戻る: OJTリーダー育成(中級コース) > 第5回 プレゼンテーションスキル(ツール)