②コーチングとは?カウンセリングとは?
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コーチング&カウンセリング・スキルで部下を育てる
コーチングとは何か?
コーチングとは「部下の意欲を引き出す」ことです。リーダーが質問することで、部下から答えや行動を引き出す方法で、自ら考え自ら行動できる『自律型人材』を育てることができます。
コーチングは、相手が仕事のやり方を習熟している場合に効果を発揮します。習熟度が高ければ高いほど、効果が高くなります。コーチングをする際は、答えを教えるのではなく、相手に考えさせることで目標や行動を具体的にしていきます。
カウンセリングとは何か?
カウンセリングとは「相談すること、助言すること」を意味します。相手の心的な悩みや問題に対し、相談を受け、助言することで心理的な癒しや問題解決を支援することです。
役職が上がり責任が重くなると、いろいろな悩みや不安・問題が増えるものです。
カウンセリングにより、悩みを打ち明けることで心がすっきりする、また、悩みや問題が整理でき、新しい視点が与えられることで仕事への意欲が上がるなどの効果があります。
コーチングは、相手の心理状態がゼロ以上のときに効果を発揮します。ゼロ以上とは、話をすることで相手のやる気が上がる状態です。逆に、カウンセリングは、落ち込んでいたり、悩みや不安を持っているなどゼロ以下の心理状態のときに効果があります。ただし、重度の心身症(うつ、ノイローゼなど)の方には、専門的な知識や治療が必要なため専門家に任せる必要がありますので注意が必要です。それらの兆候を早めに察知してあげるのも上司の役割であると言えます。
NLPを使ったコーチング&カウンセリング
NLPとは、ニューロ・リンギスティック・プログラミングの頭文字を取ったもので、日本語では「神経言語プログラミング」と言います。
コーチング&カウンセリングの3つのスキル
①観察スキル
相手が、どんなタイプの人なのか、その人はどんな特徴を持っているのか、その人が話をするときのクセ、人の話を聞くときのクセ、言葉には出さない非言語の シグナルやサインなど・・・その人をよく観察することが必要です。
②傾聴スキル
傾聴とは、自分の主観、見解、評価は最小限に抑えて、相手の話に真剣に耳を傾け受け止めることです。
『話し上手は聞き上手』と言われるように、自分が話すより、相手の話を聞くことに多くの時間を割くことが必要です。
③質問スキル
的確で意図的な質問は、相手に考えさせる機会を与え自発性を促します。そして、その人が自ら考えて出した答えが行動へと駆り立てます。指示・命令は受け身であり、質問に応える行為は能動的です。相手の能力を引き出し、可能性を開花させられるかどうかは「質問のスキル」にかかっています。
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