①パワハラとは何か?
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職場からパワハラをなくそう
アヤノさん、今回のテーマである「パワハラ」って、どんなハラスメントだったか覚えてる?
もちろん、覚えています。「パワハラ」は、パワーハラスメントの略で、職務上の地位や上下関係を使って『嫌がらせ・いじめ』をすることですよね。私の職場では、パワハラは無いんですが、どれくらい発生しているんでしょうか?
求人や人材紹介を行う会社であるエン・ジャパンが「ミドルに聞くパワハラ実態調査」を行った結果、調査を行った2,911名の内、8割以上にあたる2,387名がパワハラを受けたことがあると回答したそうなんだ。
一見、パワハラが無いような職場でも、調査してみると表面に出ていないパワハラが行われていると言われてるんだ。
「本人にその気がなくても、相手が不愉快な感情を抱けば、ハラスメントになる」ということが、毎年、増加傾向にある理由かもしれないね。
結構多いんですね。でも、上司の方は、部下を指導する立場でもあるので、何でもかんでもパワハラだって言われそうですね。大変そう……
いい所に気がついたね!
「パワハラ」を考える際、その行為が業務上の『指導』にあたるのか、『パワハラ』にあたるのか、きちんと線引きしておく必要があるんだ。線引きがないと、上司の発言で気に入らないことは、何でもかんでも『パワハラだ!』となりかねない。
そうなると、上司は、部下に何も言えなくなり、組織は機能しなくなるよね。
逆に、上司の方は、自分の発言には、それだけの権限と責任があるということを知っておくことも大切だということだよね。
では、パワハラとは何か?パワハラの定義について考えてみよう。
令和元年(2019年)5月29日に、厚生労働省の『労働施策総合推進法』という法律が可決され、6月5日に公布されたんだ。
これがいわゆる『パワハラ防止法』と言われるもので、パワハラ防止対策を企業に義務付けるという法律なんだ。
『パワハラ防止法』には、パワハラの定義や防止策、企業の義務などが明示されているんだよ。
その『パワハラ防止法』によると、パワハラとは、①優越的な関係を背景とした言動で、②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、③労働者の就業環境が害されることとし、この3項目すべてを満たした場合にパワハラに該当するとしています。
シンジさん、ちょっと待ってください! 余計に難しくて、よく分かりません。結局、どんな行為がパワハラになるんですか?
そうだね。このパワハラの定義だけ見ても、よく分からないよね。
パワハラ防止法では、パワハラを6つに分類して説明しているので、それを見ると、よく分かるよ!
パワハラの6類型
じゃあ、パワハラの6類型を説明するよ。
①身体的な攻撃・・・叩く、殴る、蹴るなどの暴行のことで、突き飛ばす、胸倉を掴む、物を投げつけるなどの行為のこと。
②精神的な攻撃・・・皆の前で大声で叱責する(例えば、給料泥棒、役立たず、辞めろ、など)、馬鹿にする、物にあたるなどの行為のこと。
③人間関係からの切り離し・・・挨拶の無視、仲間外れ、仕事を教えない、席を隔離するなどの行為のこと。
④過大な要求・・・明らかに達成不可なノルマ、仕事を押し付けるなどの行為のこと。
⑤過小な要求・・・逆に、仕事を与えない、使い走り、草むしり程度の低い作業しかさせない行為のこと。
⑥個の侵害・・・交際、結婚、宗教など、プライベートな内容に過剰に立ち入る行為のこと。
この6つをパワハラとしているんだよ。次回は、1つずつ実際にあった被害について見てみよう。
お願いします。
以上で「パワハラとは何か?」は修了です。
よく理解しておくことが大切ですね。
行動に気をつけます。
パワハラにも種類があるとは初めて知りました。
了解できました。
大変勉強になりました。
言動にも気を配ります
言葉使いに気をつけます
いらいらなことがパワハラになる
言動、行動に気をつけたい。
パワハラには、いろんな形がある事がわかりました。
感情的な発言は避けたいと思います。
気をつけます。
気をつける
指導に注意します
パワハラ注意します
叱る際も何がいけないのか、感情に任せるではなく冷静に明確に指導する
理解を深めました。
パワハラには六種類があるのを知ることができ勉強になりました。
言動に責任を持つ
勉強になりました。
気をつけます
パワハラに種類がある事は
勉強になりました。
発言者の思いと、受け止め側の気持ちの相違に気が付きました。
相手の気持ちを、想像できる様に心掛けます。
パワハラに何種類もあることをはじめて知りました。
言葉に気を付けて発言しようと思いました。