①ストレス社会の現状
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メンタルヘルスケア(こころの健康)をはじめます。ストレスの多い現代社会においてメンタルヘルス(こころの健康)が非常に重要になっています。この機会にメンタルヘルスについて学び、こころの健康をケアしていきましょう。
ここで学ぶ内容は以下の通りとなっています。
はじめに、1.ストレス社会の現状について考えてみましょう。
私は、労務課長の飯野と申します。入社して30年になりますが、昔と違って最近はストレスの多い社会になってきたなとつくづく思います。私も社員からいろいろな相談を受けますが、ストレスの多い現代において、メンタルヘルスに関する取り組みは非常に大切になってきています。「メンタルヘルスケア」を学ぶことで、『心の健康』についてみなさんと一緒に考えていきましょう。
○○支店 〇月〇日 月曜日 午前8時すぎの事務所内でこんなことがありました。彼は、入社2年目で発送業務を担当している「たかし君」。いつも元気が売りなのですが、最近、元気がないので心配です。
また、ミスして怒られちゃったよ。最近、モチベーションが上がらないなあ。仕事もそうだけど、プライベートも何もやる気が起きないなぁ。
同じ事務所内の別の所にも元気のない子がいます。彼女は、たかし君と同期入社で、到着担当をしている「まゆさん」です。
身体重いなぁ。熱もないし、喉も痛くないんだけどなぁ。最近、夜も眠れないし、朝起きるのがつらい。病気なのかしら。
たかしさん、まゆさん、大丈夫かい?二人共、身体の調子が悪い時は、すぐに病院に行くんだよ。その他の原因として、考えられるのはストレスが影響しているのかもしれないよ。ストレスが身体に与える影響は大きいんだ。良い機会だから「こころの健康」について話をしよう。
「こころの健康」ですか・・・?
これをみてくれるかな。これは、厚生労働省による労働安全衛生実態調査をグラフ化したものなんだ。IT化などによる社会の急速な発達は、職場環境に大きな変化がそこで働く人々のこころに不安と緊張を与えており、労働者の約6割がストレスを感じながら、働いていることが分かるんだ。
また、厚生労働省の『脳・心臓疾患及び精神障害等に係る労災補償状況』によると、精神障害等による労災認定件数は、平成18年の205件が平成29年の調査では506件と2倍以上に増えているんだ。
さらに2020年。世界中に拡大したコロナウィルスにより、ストレス件数はさらに増加したんだ。
当社(西濃運輸)の調査においても、精神疾患、いわゆるメンタル不調による休業日数は、休業日数全体の20%を超え、毎年増加しているのが現状なんだ。このようなストレス社会の現状を踏まえ、こころの健康をケアする対策を行っていく必要があるんだよ。
メンタル不調をケアしていくことを「メンタルヘルスケア」といい、近年、その重要性が増してきているんだ。
メンタルヘルスケアですか?
「メンタルヘルスケア」とは、全ての働く人が健康で、イキイキと働けるように気配りと援助をしていくことです。また、そのような活動が円滑に実践できるように企業として仕組みを作り、会社全体で実践していくことが大切です。
メンタルヘルス不調者への不適切な対応により、メンタルヘルス不調の更なる悪化を招き、労災請求や民事訴訟を招くケースがあります。こうした職場のリスクを未然に防止するために、一方ではメンタル不調者本人に対する気づきとフォローが、他方ではメンタル不調者だけでなく職場環境全体を改善する目線が必要になります。
メンタルヘルスケアには、『4つのケア』があります。
重要なことは4つの担い手それぞれが、役割を果たすと同時に、互いに連携してメンタルヘルスケアを実践することです。
ストレスへの気づきと対処方法として、4つのメンタルヘルスケアの1つ目、「セルフケア」について説明します。セルフケアの基本は、自分自身でメンタルヘルスについて正しく知り、ケアしていくことです。
「セルフケアの基本」は3つあります。
①ストレスやメンタルヘルスに対する正しい知識と理解を深めることです。
②ストレスへの気付き、「いつもと違う」ことに気付くこと。
③ストレスへの対処法として、「3つのR」、 Rest(レスト):休息と睡眠、Relaxation(リラクゼーション):くつろぎ、Recreation(リクリエーション):気晴らし、そして 「相談する」ことです。
私たちは、よく『ストレス』という言葉を使いますが、『ストレス』とは何か?について考えてみましょう。
『ストレス』とは、物体の外側からかけられた圧力により、物体に歪みが生じた状態のことを言います。
職場では、仕事の量や質、人間関係、など様々な要因がストレスとなります。ストレスにより、精神面・身体面でさまざまな症状が現れ、仕事上では、ミスや事故が増えたりする場合があります。そして、ストレスの長期化・慢性化により起きるのが「うつ」に代表されるメンタルヘルス不調です。ストレスには「ストレス要因」、「ストレス反応」、「ストレス耐性」の3つが含まれます。1つずつ、もう少し詳しく説明しますね。
『ストレス要因』とは、ストレスを生じさせる外界からの刺激のことです。職場問題、家庭問題、経済的問題など社会的要因は、心理的なストレス要因になりやすいといわれています。
『ストレス反応』とは、ストレス要因に対する反応のことです。ストレスに対し、身体やこころ、行動などに反応が生じます。ストレス反応が出ても、その要因はなかなか気づきにくいものです。
『ストレス耐性』とは、ストレス反応に対して元の状態に戻ろうとする反応のことで、ボールが元の形に戻る速さのことをいいます。
仕事におけるストレス要因として、仕事の量や質、人間関係、会社の将来性、昇給の問題、暑さ、寒さ、騒音、においなどの職場環境があります。それらのストレス要因へのストレス反応として、イライラ、不安、抑うつ、食欲低下、便秘、下痢、不眠、ミスや事故、飲酒量、喫煙量の増加などが現われます。そのストレス反応が長期化・慢性化するとメンタルヘルス不調となり、うつなどの疾病になる可能性があります。
以上で、ストレス社会の現状、4つのケアは修了します。次は、ストレスへの気づきと対処法について考えていきましょう。
気をつけます
子供が勤めていた会社で鬱になり 自分は 自分の子供の様な人を出さない様に 十分気をつけて 接していきます
困っている人に
声をかける
価値観は人それぞれありますので本当に難しい問題です。
難しい問題です。解消出来るよう努力します。
発散できる、自分の好きな事を見つけると、良いと思う
気おつけます
働きやすい、職場を、目指したいです
誰でも多かれ少なかれストレスはあると思うが発散する趣味を持てばいいと思う
承知致しました。
「ストレスコントロールは一般人には出来ない」という前提に基づくのであれば、正しい見解だと思います。
心の健康、事態が曖昧な概念なので、コメントしようがありません
何がストレスになるか難しいです。
無理はしないように気をつけます
ストレスがない職場環境作りを目指します
ストレスが無い職場作りを心がけます
勉強になりました。
ストレスが無い様な職場にして行きたいです。
とても難しい問題です。現実問題簡単にできる話じゃありません。もっと現場に目を向けて下さい。
ストレスが溜まりがちなので、溜めないようにしたいです。
勉強になりました
分かりました。。。
ストレスがない職場作りを目指します
分かりました